SamsungSSD850換装しOS X YosemiteクリーンインストールしたらMacBookProMid2010が生き返った!
HDDのMacを使っているあなたは今すぐSSDにするべき、捗り方が半端ない。
目次
たった16,180円で全てのパーツでMacBookProMid2010のSSD+HDDが出来た
SSDも相当安くなってきています。
250GBで12,980円。もろもろパーツを買っても20,000円でお釣りが来るんですから本当いい時代です。
初!MacをSSD化する
Windowsは4台SSD化しているので、もうシステム領域をHDDで使うなんて考えられないのと、SSD換装の作業も小慣れてきてます。
しかし今回初のMacSSD換装なので、少し身構えました。
結局やることはWindowsでもMacでも同じなのですが・・・
MacBookProをHDDからSSDクリーンインストールと換装の概要
- SSD化するためのパーツを購入
- 必要に応じて既存HDDのデータバックアップ
- OSメディアを準備(購入時HDD内にリカバリ領域があれば8GB以上のUSBメモリ等にフォーマット後起動ディスク作成)
- 物理的にHDDからSSDに換装
- USBブートしてOSをSSDにクリーンインストール
- 取り外してあるHDDを外部接続して必要なデータを戻す
- 後はお好みの設定に戻していっておしまい
バックアップは今回しませんでした。
内蔵HDDを外付けHDDケースでデータ移行する
MacのHDDは250GBしかなく、WindowsをSSD化した際に余っていたHDDが320GBだったのでこちらをMacにマウントすることに。
その際にデータ移行はセンチュリー SATA HDDSSD専用クレードル USB3.0接続 「裸族のお立ち台USB3.0 V2」 CROSU3V2を持っていたので、これにMacのHDDをセットしてUSB経由で行いました。
これは持っていて損はありません。
PCにUSBケーブルで接続してHDDをセットするだけでドライブとして認識してくれます。
いつ何時HDD・SSDクラッシュするかわかりません、データ復旧には必須アイテムですので是非とも一家に一台ご用意くださいw
SSD化するためのパーツを購入
先ずは各パーツが無いと何も始まりません。
では、MacBookProをSSD化するために必要なパーツを買いましょう。
Samsung SSD850EVO 250GB 12,900円
MacBookProMid2010でSamsung SSD850EVOへ換装したという記事が中々見つからなかったのですが、840では使えているということで買ってみました。
結果は前回の記事にも書いた通り予想以上の快適な環境になっているので一安心。
しかも購入したのはこちらのキャンペーンキット「Samsung SSD850EVOキャンペーンキット 250GB 2.5インチ 日本サムスン正規品 3D V-NAND搭載 5年保証 SDカードもしくはmicroSDカード付 MZ-75E250B/CP」だったので16GBのSDHCカードが付いていてラッキーでした。
シリコンパワーUSB2.0 Ultima U05 Series 8GB SP008GBUF2U05V1H 570円
OS X Yosemiteは7.5GB程なので8GB以上のUSBメモリを用意します。
今回購入したシリコンパワーの8GBUSBフラッシュドライブはUSB2.0です。
気になる方はUSB3.0でもいいのでしょうが、OSクリーンインストールなので多少時間かかる心構えもあるので十分と言えます。
MacLab. 内蔵光学ドライブをHDDやSSDに置き換えるためのキット 1,690円
OS領域とデータ領域を物理的に別ドライブにしたかったのと、光学ドライブは購入後使った記憶が無いのでHDDをマウントするようにしました。
光学ドライブが収まっていた場所にHDDを固定するためにマウントキットが必要になります。
レビューも確認し問題なさそうなMacLab.製【MacBook Late2009以降、MacBookPro 13/15/17 Mid2009以降に対応】【相性保証付】のキットを購入。
AC6088 オレンジ 38in1 特殊 ドライバーセット トルクス(穴あき/穴なし)950円
MacBookProを分解するために必須なトルクスドライバー
を購入します。
プラスでもマイナスでもないドライバーで、星形のようなドライバーなのであまり家庭にはないでしょう。
1本でも売っているのですが、汎用的に様々な形状のドライバーセットを買っておきます。
蓋をあけると換えドライバが起き上がる仕組みになっているので使いやすい。
いざ必要となった時にこういうセットがあると大抵分解できますのでオススメです。
SSD、USBメモリ、HDDマウントキット、トルクスドライバーを揃えていざSSD化へ
SSD、8GB USBメモリ、HDDマウントキット、トルクスドライバーセットこれらを購入したら、事前にOSをダウンロードしておくと納品後すぐに換装作業に入れます。
ではいよいよMacBookProをSSD+HDD化していきましょう!
- OSをダウンロードしておく
- USBメモリにOSを起動ディスクとして作成する
- MacBookProの裏蓋を空けてHDDからSSDに換装する
- USBブートしてSSDにOS X Yosemiteをクリーンインストールする
- 光学ドライブを取り外してHDDをマウントする
OS X Yosemite(Mac)はAppStoreの購入履歴からダウンロードする
はて、最近はAppStoreから配信されているので、ダウンロードはされているだろう。
しかし、Finderから見てもどこにあるやら。
ありました、AppStoreを起動して「購入済み」をクリックすると今までAppStore経由でダウンロード・インストールしたOSメディアが表示されます。
もし表示されていない場合は配布期間にインストールしていないので残念ながらありません。
私の場合は、Yosemite、Mavericks、LionをAppStore経由でダウンロードしていたので、YosemiteとMavericksをダウンロードしておきました。
回線速度にもよりますが、合計で20分ほどかかるので準備しておきましょう。
USBメモリを起動ディスク化する
ここからは納品された後の作業です。
まず事前にダウンロードしたOSをUSBに起動ディスクとして保存する手順です。
- USBメモリをMacBookProに差し込む
- Spotlightからdisk・・・と入力してディスクユーティリティを起動
- 右ペインメニューから「該当USB」を選択→「消去」→「MacOS拡張(ジャーナリング)」にして「消去・・・」をクリック
- 消去が完了したら「パーティション」→名前に「Untitled」と入力→フォーマット「MacOS拡張(ジャーナリング)」→「適用」をクリックしてパーティション作成(フォーマット)する
- 確認事項がでる「GUIDパーティションテーブル」を選択して
「パーティション」をクリックするとフォーマットが開始され、数分でフォーマット完了。
- ターミナルを起動してコマンドを実行する
1sudo /Applications/"Install OS X Yosemite.app"/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/Untitled --applicationpath /Applications/"Install OS X Yosemite.app" --nointeraction
- パスワードを要求されたらユーザーパスワードを入力(入力しても何も表示されませんがそのまま入力してReturnを押下すればOK)
- コマンド、メディアへのパス、パスワード等に問題がなければUSBメモリにOSが起動ディスクとして書き込まれます
- 20~30分ほどでDoneになり起動ディスク作成完了
- FinderからOS X Yosemite インストールが見えていれば作成完了
MacBookProの裏蓋を空けてHDDからSSDに換装する
起動ディスク作成が完了したらいよいよSSDに換装していきます。
- Macをシャットダウンしてケーブル類を全て抜く
- Macを裏返してネジを全て外して裏蓋を外す
- HDDを固定しているネジを外して、マザーボードから接続されているコネクタを外して、側面にある4つのネジをトルクスドライバーで外す(ここの写真撮り忘れてしまいました、ごめんなさい)
- 取り外した通りの手順でSSDにネジを取り付けてMacに戻す
- OSインストール後に光学ドライブを外してHDDをマウントしたいので、裏蓋はネジをとめずにそのままかぶせておく
USBブートしてSSDにOS X Yosemiteをクリーンインストールする
SSDに換装したらOS X Yosemiteをクリーンインストールします。
タイムマシンでまるっと戻すこともできますが、積もったゴミなどを戻す必要は無いのでクリーンインストールをおすすめします。
- 起動ディスクを作成したUSBメモリをMacBookProに挿す
- オプションキーを押しながら電源ボタンを押してMacを起動
- どのドライブから起動するかを選択する。この場合SSDは空でUSBにあるOS X Yosemiteしか認識していないので一つしか表示されていないのでOS X Yosemiteをクリックする
- OS X ユーティリティが開いたら先にSSDをフォーマットする必要があるので「ディスクユーティリティ」をクリックする
- 起動USBメモリを作成した時と同じ画面が表示されるので、「MacOS拡張(ジャーナリング)」を選択→名前を入力「OS(任意)」→「消去」
- フォーマットが完了したらOS X ユーティリティに戻り、「OS Xをインストール」をクリック
- インストールウィザードが表示される
同意する
インストール先ドライブ選択
インストール中
- 約30分程でOS X Yosemiteのクリーンインストールが完了。その後はMacの初期設定に入るので画面に従って進める
光学ドライブを取り外してHDDをマウントする
晴れてSSD換装しSSDにOS X Yosemiteのクリーンインストールが完了です。
もうこの時点で驚くほど高速に生まれ変わったMacに驚くと思います。
ここからはデータ保管庫としてHDDをマウントします。
- SSDに換装しクリーンインストール完了したMacをシャットダウンしケーブル類を全て外す
- HDDマウントキットにHDDを取り付ける
マウントキット
長さ調整されている付属のドライバを使いましょう
HDDをマウンタに取り付けた
HDDをマウンタに固定する側面ネジは飛び出てると美しく配置されたMacには収まらないので、
下図のように凹凸が内容に両サイド側からネジ締めを調整するのがコツ
- 裏蓋を外して光学ドライブを取り出す
- 光学ドライブのスペースにHDDをセットしたマウンタを差し込んでネジ締めで固定する
流石Apple、キレイに収まりました
- 裏蓋をしてネジ締めし固定する
- Macを起動させる
- Spotlightからディスクユーティリティを起動
- 認識されたHDDを初期化しフォーマットする
これで、データ保管庫としてのHDDも認識しMacから使えるようになりました。
HDDのMacは今すぐSSDに換装するべし!
このように手順を追っていくと「面倒」「自分にはできない」「そもそもそんなに変わらないでしょ」と自分を言い聞かせてしまって見送っている方も多いと思います。
しかし、ここまでの手順をわざわざ書き記す意味があるということに是非気付いてください。
たった2万円以下で新品Macが使えるのであれば、今すぐやらない手はないと思います。
Samsung SSD 850 EVO
もMacBookPro Mid2010で問題なく稼働しています。
今までCrucialのSSDばかり使っていましたが、SamsungのEVOシリーズは相当良さそうです。
今後SSDを購入するならこっちにしようと思います。
是非古いHDDが積まれたMacはSSDにして、快適なMac環境にしてみてはいかがでしょうか。