WindowsでエックスサーバーのMySQLへHeidiSQLからSSH接続する方法とは
目次
phpMyAdminは使いづらい、HediSQLは超使いやすい!
ブラウザでphpMyAdminを使ってもいいのですがいかんせん使いづらい。
かといってSSHでCLIから触ってもいいけどそこまでではない。
そんな時に大活躍するのがHeidiSQLです。
GUIでグリッド表示できるデータ、生クエリも発行できます。
そんな便利なアプリをエックスサーバーで使いたい!でも接続できない。。。
いやいやできます。
エックスサーバーでHeidiSQLを使う方法
接続するまでにはいくつかの手順が必要ですが、一度接続できるようになればphpMyAdminがなんだったのか!?と思えるほど便利になりますので、頑張っていきましょう!
先ずはサマリー
- エックスサーバー管理画面からSSH接続を許可して鍵を生成
- エックスサーバーでMySQLのDBとユーザーを作成しておく
- HeidiSQLをPCにインストールorポータブル版もあるよ
- HeidiSQLからSSHトンネルでエックスサーバーに接続後MySQLサーバーに接続
ざくっとまとめると簡単!
なのですが意外と面倒な事があるので備忘録的にメモメモ。
エックスサーバーでSSH接続方法、公開鍵とputtygenの使い方
- エックスサーバーのサーバーパネルにログイン
- SSH設定を開く
- SSH設定タブでONにしておく
- 公開鍵認証用の鍵ペアタブでパスフレーズを入力して公開鍵を生成
- 生成されたファイルをPCに保存(ダウンロード)
- .keyから.ppkを生成するためにputtygenをダウンロード
- puttygen.exeを実行してppkファイルを生成 参考
- 生成した.ppkをPCに保存しておく
これでエックスサーバーのSSH接続に必要な設定は完了。
HediSQLでSSH接続してエックスサーバーのMySQLを操作する設定
- HediSQLをダウンロードインストール、ポータブルとあるのでお好みで、以下解説は好みのポータブル版です
- 解凍して任意のフォルダに置く
- plink.exeをダウンロードして解凍したフォルダ内に置く(heidisql.exeと同じ場所)
- heidisql.exeを起動
- 新規→名前を付けて接続情報を作る
- 以下の項目を入力する
- ネットワーク種別 SSH tunnel
- ホスト名/IP エックスサーバーのmysqlサーバーホスト名
- ユーザー エックスサーバーで作成したMySQLのユーザー名
- ユーザー名 エックスサーバー初期値のユーザー名(上記のXXXXに該当)
- パスワード エックスサーバーで作成したMySQLユーザーのパスワード
※ここで念のため保存をクリックしておきましょう - SSHトンネルタブを開いて以下の各項目を入力
- plink.exe さっきheidisql.exeと同じ場所に保存したplink.exeを指定
- SSHホスト エックスサーバー初期値のホスト名 XXXXX.xsrv.jp
- ポート 10022
- ユーザー名 エックスサーバー初期値のユーザー名(上記のXXXXに該当)
- パスワード エックスサーバーの管理画面で鍵を作成した時のパスフレーズ
- plink.exeのタイムアウト時間 30秒くらいにしておく ※接続できない場合はタイムアウトの可能性もあるので40秒とかにする
- 秘密鍵ファイル puttygen.exeで作成した.ppkへのPCの保存先を選択
※ここで念のため保存をクリックしておきましょう
- 画面右下の開くをクリック
さ、無事接続できたことでしょう!
簡単にphpMyAdminよりも使いやすくて簡単なHeidiSQLがエックスサーバーでも使える
たったこれだけで快適なDBライフが送れます。
注意点としてplink.exeが接続情報をレジストリに保存してきます。
場所は
HKEY_USERS\S-1なんちゃら\SOFTWARE\Simon Tatham\PuTTY\SshHostKeys
接続失敗しまくったらplink.exeタイムアウト時間の延長と、このレジストリを削除して、再度heidiSQLの設定情報を見直す。
言うまでもありませんが、レジストリ操作は自己責任でお願いします。